くるみ
(おにぐるみ) |
現在、最も多用している。
香りにくせがなく(生木の状態でも臭いが薄い)、素材の旨みを引き出してくれる。 また、入手が容易。初めは知人が薪としていたのを頂く。 北海道内の山には至る所に生えている。家具にも使用され、木は硬い。 |
くるみ
(かしぐるみ) |
知人の間伐材を頂いた。
おにぐるみより、香りが強いが煙量が少ない。
香りに個性があり、試用に留まっている。 |
ヒッコリー |
10年程前に、千葉市の知人(椿森、大文字のマスター)からヒッコリーを頂き、愛用していたが品切れとなる。 残念ながら、国内産は見当たらないし、注文をしなければ購入もできない。
実は、クルミ科の木で、実は普段見かけるくるみよりややスマートです。
札幌の北大植物園に沢山あり、ボーイスカウトの年少者(ビーバー隊)の木の実探しの対象でもある。 |
なら (みずなら) |
一般的であり、入手が容易。北海道産の家具に使用されることも多い。しかし、この木がオーク材であること、どんぐりの木であることを知っている人は少ない。
なら、樫、オークの関係は如何に。ぶなの仲間でもある。 香りにくせがなく(生木では臭いが分からないほど)、色づきが良いことから、使用頻度は高い。
他の材料にブレンドして入れることが多い。スモークサーモンの美しい色づけを助けてくれる。
間伐材を輪切りして、チップにする(2006.11.24) |
大量に所持しています。ご希望の方はお申し出ください。 |
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ぶな |
ならと同様に、色づきが良い。しかし、独特の渋みがあるので現在は使用していない。 燻製素材のバリエーションが増えた時に再考する。 |
ジャックダニエルの樽 |
ホワイトオーク材。これも知人から頂いた。 スモークサーモンに使用したが、できた燻製はバーボンに良く合った。 ※ニッカウヰスキーの用済み樽の蓋を当会の仲間が所有しており、いずれレパートリーに追加します。 |
さくら |
生ハム作りのベースとして使用しております(さくら、くるみ、ならのブレンド)。
香りが強いので肉に良く合うと言われてますが、さくらの個性を全面的に出さず、なら、くるみとブレンドして用いることが多い。
現在使用しているのは平成16年の台風で倒木したものです。
サクランボ、普通のさくら、山ざくらを比べてみましたが、山ざくらが最高です。
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りんご |
甘くまろやかです。
サーモンにブレンドして使用しています。単独で用いても良い。
札幌市三角山麓のリンゴ農家の間伐材を頂いている。 |
栗 |
煙の量は少ない。煙に苦味、えぐい香りがする。
卵を使って試しましたが、今一でした。言葉での表現は難しいのですが、棘のある香りです。燻煙材として不適ではありませんが、あまりお勧めできるものでもありません。(2004.3.14) |
かえで |
甘い香りがします(メイプルシロップの木です)。全ての素材の適している。 チップとしての加工は大変です。木に粘りがあり、細かく割るのに時間がかかります。 チェンソーで切断した切り屑、鋸くず化して使用しました。 |
白樺 |
この木は平成16年の台風18号の影響で風倒したものです。(採取地:札幌市藻岩山) 白樺をチップとして市販されているのを見たことがありません。しかし、本材を燻製に用いている方をHP等で目にすることがあります。
木材として、薪としての評価は余り高くはありません。乾燥が不十分だと、一年で木がぼけてしまいます。卵を使い、香り、色づきを試してみました。なかなかの物と思います。香りに個性はなく、色づきは普通。何にでも合うと思われます。早速、サーモン、秋刀魚の燻製に使用しました。グーです。チップへの加工は極めて容易です(2004.10.17)
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山ざくら |
この木は当会会員屋中氏の工房の脇にある樹齢60年の山ざくらの枝(径13cm)です。台風の影響で太い枝が折れてしまったものを頂きました。 さくらでは最も香りが良いと言われてます。 平成16年11月に作成するロースハムに使用します。(2004.11.7) |
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